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 CG合宿とは

 CG合宿とは、CGアニメ作家間の親睦を深め、技術交流を促すことを目的とした1泊合宿で、1998年から行われています。

 CG作家達は、同じ趣味(仕事)を持つ仲間であるにも関わらず、なかなか集まる機会がありません。
 特に住んでいるところが離れている方は、CGAコンテストのレセプションが唯一の機会だという方も多いようです。

 しかし、年に1回、2時間程度しか会えないのでは、名前と顔もろくに一致せずに終わってしまいます。

 そこで、春のCGAコンテストに対して、毎年秋に集まる機会を設けようというのが、このCG合宿です。

CG合宿'99
CG合宿'99
(以前の合宿の様子から)

 まず自己紹介を兼ねて、現在製作中あるいは各自秘蔵のCG作品の上映会から始まり、主催者側が用意した企画イベントなどが行われます。

 その後は自由時間となり、 パソコンをさわりながら、CGソフトのテクニックを実演、教授したり、海外のCGアニメ作品を上映したり、CGに関する議論やアニメの オタク話に夜遅くまで(あるいは朝まで)花を咲かせます。


 

 

 

 CG合宿'01 概要
月日: 2001年10月20日(土)、21日(日) 
場所: 長野県 諏訪湖

宿: 上諏訪旅館 清川荘
http://www.tamatebako.ne.jp/ryokan/kiyokawa/

費用: 宿泊費(7000円)+各自交通費 
(学生、プー太郎の方は、宿泊費の半分をDoGAが負担)

幹事: 中林、工藤 

参加者:23名 
   ・CGAコンテスト入選者 
   ・CGアニメ作家ネットワーク のメンバー 
   ・ゲスト、スタッフ

20日(土)
PM 4:00 宿に集合→準備
PM 4:30 近況報告(自己紹介)会
PM 7:00 夕食(風呂)
PM 8:30 イベント1:渡辺純央氏ご講演
PM 10:30 イベント2:試写会
PM 11:30 自由時間


21日(日)
AM 8:00 朝食
AM 9:00 反省会
AM 10:30 解散

 

 CG合宿'01の様子

○宿

 今年から心機一転、会場を浜名湖から諏訪湖に変更。
紅葉にはまだ少し早いけど、非常に風光明媚な所。

 宿も、立派な旅館になって参加者もびっくり。

宿
準備

○準備

 まずは、ビデオなどの上映機材のセッティングをみんなで準備…
のはずが,早くも映像談義に花が咲いています(奥の方)。

 本当は、大広間(第1艦橋)で行いたいところですが、夕食の用意のために使えない。

 ということで、やむなく大部屋(第2艦橋)で。

○近況報告会

 初参加の方は自己紹介も兼ねながら、最近のお仕事あるいは自主制作の作品を上映。
もちろん、制作途中のものでもOK。

 「実はあのゲームの製作に参加してました」とか、「これはまだ極秘の企画ですが…」といった業界ネタがゾロゾロ。う〜ん、ここには書けません。

 また、「この仕事、○○さんと××さんに手伝ってもらってまーす」と、この合宿を通じて、お仕事の相互協力体制もいろいろ広まっている事実が判明。

 だけど誰一人として「次回のCGAコンテストに向けて制作中です」という人がいなかったのには、かまた大ショック!
(「次々回のコンテスト向け」にという方は何人かいたんだけどね。)

近況報告会1
 
近況報告会2
夕食

○夕食

 近況報告が一通り終わったあと、みんなで夕食。

 川魚にすき焼きにと、この宿の食事は結構豪華でした。
(ていうか前の宿の食事がひどすぎた?)
 合宿は基本的に勉強会なので、ビールなどのお酒は少な目。

 食後、上映機材を大広間に移す間、入浴時間を取りました。
 この日は我々だけ、つまり女性はいなかったので、女湯も開放。

○イベント1:渡辺純央氏ご講演

 今回のメインイベントの一つ、TVアニメの渡辺純央監督の講義。
 テーマは「演出」について。

 「演出とは、作画監督や美術監督、音響監督といったスタッフに指示を出して、全体をまとめ上げていく仕事。野球でいえば、作画監督がエースピッチャーなら、演出はキャッチャー。」

 ということで、渡辺氏が演出された作品を上映しながら、各スタッフにどのような指示を出したかを解説。

 さらに、
  ・なぜ、このセリフだけテンポが早いのか?
  ・なぜ、ここでこのキャラクターは脚を組むのか?
  ・このカットで、目立たないこの部分に視聴者の注意を集めるためにした工夫。
 といった、普通に見ているだけでは絶対に分からない様々な演出を詳しく紹介。

 参加者達からは、“お〜、そこまで計算してるのか”と感嘆の声が。
 CGA作品制作にも役立つお話でした。

渡辺純夫氏講演1
 
渡辺純夫氏講演2


○イベント2:試写会

 二つ目のイベントは、CGAコンテストのグランプリ受賞者のお二人の新作試写会。

1)「SOMETHING」 ロマのフ比嘉 約10分
SOMETHING
http://www.romanov.x0.com/

 流血しまくりのいかにも比嘉さんらしいB級ホラームービー。
 ほぼ完成状態。

 大好評につき、上映後、もう一度再上映。
 比嘉さんは、昨晩徹夜のハイテンションで飛ばしまくり。

2)「ほしのこえ」  新海 誠 約15分(未完)
ほしのこえ
http://www2.odn.ne.jp/~ccs50140/

 予告編のクオリティそのままの本編。まだ完成しておらず、前半のみの上映。
(後半はこの合宿のためだけの特別予告編)

 ありの出来の良さに場を思いっきり盛り下げてしまいました。

自由時間
 
 

腰原さんからの差し入れ
(腰原さんの差し入れ)

○自由時間

 CG合宿の真のメインイベントとも言われる自由時間になだれ込み。

 各自が、宿のあちこちの部屋に集まって、CG談義から馬鹿話を、語り、呑み、倒れ込んで寝てしまうまで…。

 とてもじゃないが、全部に参加できない!

例えば…
 ・GW誌の取材(CGのコンテストについて)
 ・新海さんの今後についての討論会
 ・セルシェーディングの逸物についての議論
 ・不参加だった腰原さんからのお菓子の差し入れも到着
 ・渡辺さんのゲゲゲの鬼太郎のお父さんのモノマネ
 ・日本人の悪に対する必要性についての議論
 ・各自持ち寄った秘蔵ビデオが30本
(VTRを3台用意していましたが、全部上映できませんでした。)

 私は、AM3:00に一旦寝て、AM6:00に起きて再び顔を出すと、
   「かまたさん、凄い結論がでたんですよ!」
   「えっえっ?なに?」
   「ブルマーじゃなきゃ、ダメなんです!」
 こいつらみんな、徹夜でおかしくなってやがる!

○反省会

 朝食の時間になっても、まだ寝ている人や、まだ寝ていない人が
ちらほら。

 その後、恒例の反省会。

 皆さんに今回の合宿の感想や問題点の指摘を一言ずつ。
 今回は特にイベントも充実し、運営も滞り無く、好評な様子。

 最後に次回の合宿の幹事を決めました。
 三浦さんと比嘉さん、来年はよろしくお願いします。

反省会

 

 次回開催予定
月日:2002年10月下旬

場所:たぶん諏訪湖

定員:30名 

・この合宿は、レベルの高い制作活動を行っているCGアニメ作家の方を対象とした催しであり、一般からの応募は受け付けていません。

・以下の方々に、開催2ヶ月前ぐらいにお誘いのメールをお送りします。(E-mailアドレスのある方のみ)

  1)14th CGアニメコンテスト入選者
  2)CGアニメ作家ネットワーク参加者
  3)CGアニメコンテストの過去の入選者
  (上記の順番を優先順位とし、定員になった時点で募集を締め切ります。)


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