よみもの

　本日夕方から、同志社（今出川）で、著作権に関する
パネルディスカッションに参加する予定。

　登壇の経験の無い方は、“講演もパネルディスカッションも
似たようなもの。むしろ、パネルディスカッションは、
数人が話すので、分量的に楽”と思われるでしょうが、
実は講演の方がずっと楽。

　講演は、最初から最後まで、自分が話すから、準備
した内容を、ただしゃべるだけでよい。

　でも、パネルディスカッションでは、前後に誰が
何を言うかわからんじゃないですか。用意していた
ネタを直前に使われたり、逆に言おうと思っていた
ことの反対意見を先に言われたり。

　それに、その場で初めて会った、どこの誰かも知らない
人としゃべっても、つっこんだ話はしにくい。以前、
“その数字は、いくらなんでも、ちょっと多すぎるのでは？”
と軽くツッコミを入れたら、壇上でマジギレされたことも
ある。

　また、パネルディスカッションの場合、主催者が
“導きたい結論”を持っていることが多いけど、
それが自分の言いたいことと、あまり一致しない。

　そもそも、パネルディスカッションでは、司会者が
いきなり質問を振ってくるので、いつも回答に困る。
（質問内容が分からないので、事前に準備もできない）

　ということで、皆さんも聞きに行く場合は、講演の
方をお勧めします。パネルディスカッションは、往々にして、
差し障りのない話で終わることが多いと思う。

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