よみもの

　某所（行政ではない）が、社会貢献の一環として、
関西の産業振興に役立つようなプランに対して
その実施の費用を一部負担するという助成金を
行っている。

　先日その担当者の方がいらっしゃって、何か
応募するようなアイデアはないかとのこと。

　そこで、以前から少し考えていたアイデアを
話す。ただ、その助成金の応募条件などには、
うまく合わない点もあり、こんなの応募しても
対象外になるのではないか？

“すばらしいプランじゃないですか。目的が
合っていれば、諸条件の細かいところは、
なんとでもなりますから、ぜひぜひ、応募して
ください。”とのこと。

　そこで、そのプランを実施するのに参加協力
してもらわないといけない各方面に連絡して、
主旨やプランを説明するなど走り回る。

　平行して、具体的に申請するのに必要な書類
作成にも入るが、募集要項を読めば読むほど、
条件に合わないような気がしてくる…。

　本当に、大丈夫なの？

　念のために、担当者にもう一度確認を取る。

鎌田「各方面に、協力を要請しておいて、審査の
対象にもならないでは、ちょっとシャレになら
ないんですが？　大丈夫でしょうね？」

担当「すみません。対象にならないと思います。」

　…まぁ、社交辞令を真に受けた私が悪いんだけど、
関西の産業振興のためにやってるんなら、あんまり
そういうのは、勘弁して欲しい。

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