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2014年07月の日記
30日 | Unity用プラグインを開発 | 10日 | アニメ制作契約書のひな形(METI版) |
●「Unity用プラグインを開発」 7月30日(水) 記入者: かまだ
この日記のURLはhttp://doga.jp/2010/reading/diary/201407.html#20140730kamaです- DoGAでは、L3等のデータをUnityで取り込むことができる プラグインを開発し、近く無料頒布します。 Unityとは、総合的なゲーム開発環境で、いろんなゲーム プラットホームに対応しているのが特徴だそうです。 利用者は200万人以上いるとか。 残念ながら、私はその200万人には含まれておらず、 正直“Unityって何?”って感じです。 しかしながら、DoGAに、“Unityに対応してくれ”という要望が いくつか来て、技術的にはそんなに難しくなさそうなので、 当方の技術班に開発してもらった次第です。 このプラグインによって、L3等の形状データをUnityで自作の ゲームに利用するだけでなく、L3等で作ったデータを Unity アセットストアで販売することが可能になります。 (儲かるかどうかは知らんが) せっかく開発した以上、多くの人に使ってもらいたいので、 DoGAとしてはプラグイン配布と同時に、データの配布も行って “こんなんが簡単に作れますよ〜”とPRしたいと考えてます。 ただ上記のように、私自身はUnityを使ったことがないので、 ・プラグインって、こんな感じでいいの? ・どんなデータに需要があるの? とか、よく分かりません。 そこで、以下のような方々を募集します。 ・このプラグインを使ってみて、改善提案してくれる方 ・Unityに詳しく、“こんなデータ作るべし”と指導して くれる方。 ・Unityに配布する(あるいは自分で販売するのもOK)データ 制作に参加してくれる方 support@doga.jp まで、「Unityの件」といった件名でメールください。 私は、ゼビウスやスターフォックスに出てきそうな敵キャラでも いろいろ作ってみようかなぁと。 あるいは、“宇宙戦艦各種20艦セット”とかも簡単そう。 なお、開発スタッフからの注意事項としては、 ・対象は、L1、L2、L3、とてかんCG ・モーションエディタやコネクションビルダー、アクション エディタのデータは読み込むことができない。 (需要があれば、将来開発するかも) ・質感表現として、バンプ(凹凸)、透明、グロー(光る)等 まだできないことは多い。 ・Unity 最新版がインストールされた Windows PC が必要 ・まだバグがあるかも。 とのこと。 よろしくお願いします。 .
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●「アニメ制作契約書のひな形(METI版)」 7月10日(木) 記入者: かまだ
この日記のURLはhttp://doga.jp/2010/reading/diary/201407.html#20140710kamaです- 本年6月9日の日記にて、「アニメ制作契約書のひな形」を 紹介した。 この件に関して、先日、経産省の偉い人と会った際、 ・現場では下請法が守られていない ・そもそも、契約書が作成されない ・クライアントに契約書は出しにくい ・そこで、内容確認書に偽造した契約書を作ってみた という話をした。 すると、“下請法もウチの管轄だ。その状況はまずいなぁ”などと おっしゃっていた。 でもって、1週間ほど後、“鎌田さんが書いた契約書のひな形を、 下請法の担当者にチェックさせて、修正・追加してもらった”との 連絡があった。 おぉ!わざわざそんなことまで! プロの方に内容チェックして もらうのはありがたい! ということで、追加修正版の「アニメ制作契約書のひな形」が こちらです。 http://doga.jp/~kama/diary/anime-agreement-meti.doc なお、オリジナル版の方はこちら。 http://doga.jp/~kama/diary/anime-agreement140608.doc 以上、大変ありがたい話なのですが、追加修正版を見ると、やはり “法的に正しい”という視点でチェックしたこともあって、 一段と契約書っぽくなっている。 例えば、「税別の場合は、支払期日に法定税率による消費税額、 地方消費税額を加算して支払う。」という一文が加わったり。 これだと、“クライアントに出しにくい”という問題が残るかと。 ということで、より法的に有効な契約書を望む方はMETI版を、 クライアントが怖くて契約書っぽいのは出せないという場合は オリジナル版の方を使って頂くのがよいと思う。 何なりとご活用ください。 以下、目的を説明するために、元の日記を再掲載しておきます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 個人クリエイターがアニメ制作の依頼を受けた際に提出する 契約書のひな形を書いてみました。 ワードファイルなので、不要部分を削除して、 ご自由にご活用ください。 この契約書のポイントは、“契約書”とは書いていないこと。 タイトルはあくまで「制作内容確認書」です。 (法的には、契約書に「契約書」と明記する必要はない) というのは、現場での一番の問題は、 【クライアントに契約書を出せる雰囲気ではない】 という点なのです。 そこで、アニメ制作の受注時、一通り打ち合わせをして、 内容が確定したタイミングで、“この内容でよいですね?”と いった軽い感じで、この文書を相手に送ってください。 これなら、かなりクライアントに出しやすいかと。 送りつけるだけでOKです。署名捺印して、返却してもらう ことは想定していません。(それは現実的に難しいかと) その場合、契約書としては不完全で、裁判での証拠能力は 弱いです。しかし、裁判ではそれなりに効果はありますし、 そもそも金額的に、裁判沙汰になることはまずありません。 真の目的としては、 > 以下のような場合は、請求時に、(中略)請求致します。 と書いておくことで、クライアント側は 無茶なスケジュール変更・修正要求、追加要求を出すときに、 “こんな要求したら、請求時にサクッと加算されるのでは?” と心配になり、 【気軽に無茶を言いにくくなる】 という効果を狙っています。 もちろん、この文書の著作権は放棄します。再配布もご自由に。 ただ、当方はこの契約書によって発生したトラブルに責任とれません。 また、このひな形もまだまだ不完全でしょうから、皆様のご意見を お待ちしております。 この契約書のひな形によって、少しでもクリエイターの地位向上に つながれば幸いです。 http://doga.jp/~kama/diary/anime-agreement140608.doc .
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