ある日、百合の引越が告げられる。小学生の一郎には、引き留めることができない。しかし、百合は忘れ物に気づく…

　CG界の“尾道三部作”と評される百合一シリーズ（「百合と一郎の夏」、「百合と一郎のかえり道」）の完結編。25分に及ぶ見応えのあるストーリーをじっくりとお楽しみください。

「百合と一郎」は１話「夏」２話「かえりみち」に続く最終話です。紆余曲折あって前作の「かえりみち」から２年も間が空いてしまいましたが、ようやく完成です。

今回の約２５分の作品ともなると管理しなければならない情報が途方もなく増えることに気づき、１時間から２時間を越える作品をきちんと構成できる人達の超人っぷりを改めて感じました。　３Ｄは実写以上にカメラワークに自由がきく分自分の下手さが如実に見えてしまった気がします。　前作でキャラクターが余計なところでゆーらゆーらと動いているのが気になり、今回は意識的に止めようとしたのですが、今度は止まっている事が不自然に見えたりして、そうか！人間が動いちゃいけない時、でも止まってると不自然に感じる時はカメラを動かせばいいんだと、完成間近にやっと気がつきました。（涙）