夏休みの教室に現れた不思議な少女。あどけない笑顔の下に、悲痛な覚悟を背負っていた…。

　決して前例のない表現ではないが、その表現を単なる奇抜なアイデアに終わらせることなく、ここまで仕上げた映像力には脱帽。

私は漫画を読む時に、コマの中でキャラクターの動きを想像したり、フキダシを喋らせたりしながら読むのが好きです。そんな私の見えているものをアニメーションで表現できないかと思い、制作に取り掛かりました。あと、漫画が原作のアニメでよく、原作の方が良かったなどの評価をされる作品があります。『夏と空と僕らの未来』は、じゃあ、原作をそのままアニメーションさせたらどうだろう？という私の挑戦です。また、あくまで漫画なので動画は全てＧペンと丸ペンで描き、色はスクリーントーンを貼りました。私なりのこだわりです。お陰でモアレに悩まされました。

見てくださった皆さんのお気に入りの漫画のお気に入りのキャラも、コマの中で動き出してくれたら嬉しいです。