コンピュータが高速化し、CGソフトは複雑な機能を搭載するようになり、CG表現はよりリアルで高度な表現が出来るようになりました。しかし、そのような状況下でCGならではの表現とは一体どのようなものなのでしょう。
　本作では単純な形状の物体という一つの要素に、床の動きと言う最低限の技術を加える事で最大限複雑な表現を試みました。
　CG技術は進歩し続けていますが、その半面で作品を作る為の発想力と言うのがおろそかになってはいないでしょうか。単純であっても高度な技術を使わずとも作品は作っていけるのだと思います。