佳作の「FLY」、「花の翳」、「魔法の椅子」は、欠点もあるが、突出した点もある作品と言えるでしょう。
少しだけ点数が開いて、以下は入選となりました。入選はかなり団子状態でした。
今回の審査で残念だったのは、最終審査まで残り、クオリティ的には入選あるいは入賞してもおかしくない2作品が、“CGアニメとはいえない”という理由で、対象外となったことです。
映像のほとんど全てに何らかのデジタル処理が加わるようになった現在、何を持って「CGアニメ」だと明確に定義することは難しく、さらにそれを見分けるのは不可能になっています。
当コンテストでは、昨年の時点で検討し、CGアニメを
「画面の主たる部分が、パソコン上で制作されているアニメ」
と定義しました。
例えば同じ手描きでも、タブレットを用いてパソコン上で絵を描いていればCGだが、紙と鉛筆で絵を描いて、それをスキャナーで取り込んで編集だけしているものはNGといった線引きです。
対象外となった1作品は、外伝に収録された「電信柱のお母さん」です。作品自体は、素晴らしいので、ぜひご覧ください。