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タイトル: 「平和を謳う大国」 〜ENOLA GAY〜
作者名: STAR RAINBOW
使用ソフト:DOGA-L3
その他使用ソフト:Photoshop Elements 2.0
作品解説:  
ある所に広い国土と強い国力を持った大国がありました。

またある所には世界の平和を脅かす強力な兵器を製造しようとしている「危険な国」がありました。

あるとき、大国の代表は「この国は危険な国だ。このまま野放しにして置くと大変なことになってしまう。この国のもくろみを防ぐには軍事行動を行うしかない。世界平和のためなら武力もやむ得ないのだ!!」と世界中の国々に訴えました。
世界の国々は「平和的に解決するべきだ」と訴えましたが、大国は世界の国々の反対を押し切って単独で軍事行動を開始しました。
しかし危険な国は大国のいうことを、なかなか聞きませんでした。
大国はこの軍事行動を終わらせるにはさらに強力な兵器で攻撃するしかないと思うようになりました。この兵器はあまりにも強力すぎるから世界中の国々で絶対に使ってはいけないと決められていた兵器です。
大国はひそかにこの作戦を決行することにしました。不思議な形をした、レーダーに映らない爆撃機の編隊のミサイルにこの強力な兵器を搭載させて危険な国に向けて発進させました。やがて爆撃機の編隊は敵国付近の空域まで来て、本部へ連絡しました。

パイロット「こちらは第325爆撃大隊。全機、配置に着きました。付近に敵戦闘機はいない模様」

本部「了解。引き続き作戦を続行しろ」

パイロット「ENOLA GAY(爆撃機の愛称)。フォックス2!!」

爆撃機は強力な兵器を敵国の領土に向けて発射しました。

パイロット「ミサイルは順調に目標へ向かって行きます」

それから間もなく兵器は太陽のようにまぶしい閃光を発して炸裂しました。今の今までそこにあった軍事施設を凄まじい爆風がすべて吹き飛ばし、熱線は敵国の領土を焼き尽くしてそこに存在していたものを蒸発させました。兵器の威力は止まることを知らず一般の住宅地をも吹き飛ばしてしまいました。さらに有害な電磁波で土地を汚染しました。

パイロット「目標の破壊を確認。繰り返します。目標の破壊を確認」

本部「こちらからも確認した。作戦成功だ!直ちに空域を離脱しろ」

パイロット「了解。これより帰還します。
どうだ!我われの国の力を思い知ったか!」

爆撃機の編隊はその場を飛び去っていきました。そこに住む、人間とその他の動植物から多数の死傷者を出して。

この作戦によって危険な国のもくろみを防ぐことが出来て、二国間の戦闘は終結しました。

のちに大国が強力な兵器を使用したことが世界中に知れて大国は非難されました。しかしそれに対して大国の代表は「何十年も前にあった大戦の時と同じように、この強力な兵器のおかげで今回の軍事行動を終わらせることが出来た。危険な国から、世界の平和は守られた!!」と自分たちの正当性を強調しました。

たしかに世界の平和は守られました。しかしそれは、ほんの一時的なものでしかありませんでした。大国がこの強力な兵器を使用したことがきっかけで、その後この兵器を使用したがる国が後を絶たなくなりました・・・。
世界の国々は大国に言いました。「本当に危険なのは、他の何者でもない、おまえの国だ!!おまえの国が危険な国だ!!」

やがて世界を破滅させる、最終戦争が勃発しました。何万種もの動植物が絶滅して永遠にこの世から姿を消し、この星は壊滅しました。
世界中で汚染された黒い雨が降りました。黒い雨は、いつまでもいつまでも降り続けました。

この星の環境が元にもどるかは、もうわかりません・・・・・
投稿日: 2003年09月01日15時32分
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11 件のコメントがあります。
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物語風  投稿者:STAR RAINBOW  投稿日:2003年09月01日 
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今回は物語風にしてみました。文がけっこう長くなってしまいましたが・・・。まあ、読んでみてください(^^)/
感想ください。

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