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DOGA-L1 静止画 ギャラリー 殿堂 作品感想掲示板

タイトル: 有栖川重工試作機101型
作者名: ALPHA CORE
(ホームページ)
使用ソフト:DOGA-L1
その他使用ソフト:PhotoImpact(画像合成、文字入れ、jpg変換)
作品解説: 初のロボット作品です。
コメントが大変長くなってしまったことを最初にお詫びしておきます。

今回テーマとして、
@精密機械としてのロボット
A兵器としてのロボット
と言った点に重点をおいて作成しました。


A,モデリング

ロボットを頭部、胸部、腰部、肩部、上腕、下腕、手、腿、脛、足首
のパーツに分けてL1初期パーツのみでモデリングしました。バックパックは胸部に含みました。モデリングの際に特にメカディティールを丁寧に作成するよう心がけました。もし、実在したらどうなるだろう?という点を考えて、どの部分がどのように稼動してロボットが動くかを考えながら作成しました。以下に部位別に詳しく書きます。

※頭部
あくまでもセンサーとしての機能を重視するため、大型のカメラを1台と(いわゆるモノアイ)それを防護するための装甲で構成しました。また、直立時に一番高い位置にくるので通信用のアンテナも設置しました。

※胸部
この部分が特に一番苦労したのですが、湾部と脚部をつなぎ、またロボットの構成の中枢となるため、エンジンやラジエータなどの大型機材を搭載することを考えて多少大きめに作りました。また、頭部損壊時に備えて、サブカメラも設置しました。燃料タンクは外に露出すると危険と考えて、バックパックと胴体の間に設置しました。(扇風機のようなものがついているところがそれです。)

※肩〜上腕
マニュピレータ(手)の操作系の信号が走ることを考え、ほかの部分よりも少し精密な回路構造をしていると考え、細いシリンダーやチューブを走らせました。また、損壊時にほとんどの作業が行えなくなるため、比較的装甲を多めに配置しました。また、それに伴う密閉化による熱暴走を回避するために可動式の装甲板を肩に配置しました。(赤ランプのついている板)

※下腕
武器の固定を行うため、カートリッジのようなもので武器を支える形にしました。間接部の保護用に小さな装甲板も設置しました。

※腰部
足の稼動範囲を確保するために装甲を取り除きました。

※腿〜脛
最も過重がかかる部分なので、太いシリンダーで支えるようにしました。前部に装甲を配置し、後部は駆動範囲維持と放熱のためにオープンにしました。(一応シリンダーに物が引っかからないように鉄柵のようなものは設置しておきました。)膝間接部を保護するために可動式の装甲板を設置しました。

※武器
連射性に優れたガトリングガンを採用しました。マニュピレーター保護用のシールドを設置しました。また、人間と違ってロボットの場合は狙いが付けづらいんじゃないかなぁと思ったのでレーザーポインタも装備しました。


B,ポーズ

全部品あわせると12万ポリゴン以上あるので、寸法の同じ低ポリゴン部品を使って先にポーズを作成し、物体差し替えで本番用パーツに変えた後、微調整をしました。あまり派手なポーズではなかったのでここはあまり苦労しませんでした。

C,作画後の編集

画像の編集にはPhotoImpactを使用しました。
行った編集内容は、後ろからの画像と前からの画像の合成、文字入れのみです。色彩変更などはしていません。ノイズが多かったのでjpg変換時に圧縮率を少し低く設定しました。


D,後記

初めてのロボットということもあって全体的に大変だったんですが、特に胴体部分のモデリングに一番苦労しました。制作期間は2〜3週間ほどかかってしまいましたが、静止画を前提として、ポリゴン数を気にせずに納得のいくまで楽しみながらモデリングすることができました。
かなり力を入れて作った作品なので、色々と批評をいただけるとありがたいです。

※本文を一部訂正
投稿日: 2003年12月06日21時34分
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21 件のコメントがあります。
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ありがとうございます。  投稿者:ALPHA CORE  投稿日:2004年04月10日  ホームページ
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こんな過去作品にまでコメントを頂けて光栄です。

>>ジノーヴィ様

こちらにも書き込んで頂いていたのですね!
ありがとうございます。
前にこれをL3で読み込んでフル着色したのですが、静止画作画に4〜5日ほどかかった気がします^^;
動画は…色々削らないと厳しいですね〜
画像のほうは居候の部屋の画像掲示板に保存されていると思います。
興味のある方は是非どうぞw

>>神風-龍様

う〜ん、私も設定はあまり考えないほうなんですよね^^;
と言いましても、目に見える範囲に関しましてはしっかり煮詰めるようにしています。
例えば、宇宙用ロボなら宇宙用ロボと一目でわかるように作るように心がけたいと思っています。
そのうちコメントで何も説明しなくてもどういうモノかが分かってもらえるような作品を作っていけるようになりたいですね^^

すばらしいですなぁ  投稿者:ジノーヴィ  投稿日:2004年04月07日 
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L1でここまできれいに作るとは・・・
俺にはとてもじゃないですが出来まへん(死
あのガトリング砲の形状・・・
素晴らしいの一言に尽きます。
これの動画を見てみたいですねw
今後の活躍、期待しますよ。

鼻血で大気圏脱出。  投稿者:神風-龍  投稿日:2004年04月01日 
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ブヴォア!凄い・・・・L1でココまでやるとは凄いです!腕の構造とか胸部の大きさとか全て理由があるんですね!自分は遊びで作っても設定を考えてません(^^;)とんでもなくカッコ良いです。家庭教師になってください。

ありがとうございます  投稿者:ALPHA CORE  投稿日:2004年01月12日  ホームページ
パスワード:
返事が遅れましたことをお許しください。

>>TAISUKE様

ありがとうございます。武器は当初携行マシンガンだったのですが、デザイン上の腕との干渉(埋まり込み)、アングルが胴体と大きくかぶってしまう。等の理由で現在の形に落ち着きました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

すごい!  投稿者:TAISUKE  投稿日:2003年12月24日 
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L1でここまですばらしい作品を見たのは初めてです。細かいところまで気を使ってらっしゃるし。僕が気に入ったのはガンですね。すごく迫力がありますしレーザーポインターも出てますし。ALPHA COREさんこれからの作品楽しみにしています!。

遅れながら・・・  投稿者:ALPHA CORE  投稿日:2003年12月16日  ホームページ
パスワード:
皆様ありがとうございます。
しばらく私用でこちらに足を伸ばせませんでした。返信が遅れましたことをお許しください。

>>santarou様

私が教師だなんてとんでもございません!w私もまだまだ初心者ですw
ただ、CGに限ったことではないのですが、自分の作品に対して批判的であるという姿勢はとても大切だと思います。今回のモデリングではメカディティールを中心に作ったのですが、ただパーツの隙間を埋めるためにメカを入れるのだとすると、(良くも悪くも)案外すっきりと収まります。そこで、装甲板にもディティールを施したり、メカディティールを強調するために装甲を小さくしたりといった一工夫を加えることで、見栄えは大きく変わってきました。レンダリングして気づいた点があれば、それがどんなに小さなものであっても手直しをする意味はあると思います。この作品もこういった小さな事を積み重ねただけで、これといって特別なことをしたわけではありません。逆を言えば、こういった作品は誰にでも作れるとも言えると思います。Dogaという初心者向けのツールだからこそ出来る!という作品で、このギャラリーを一層沸き立てることができたらいいなと思います。

>>あにぽん様

ありがとうございます。
こんなに褒めていただけると次の作品も手抜きができませんねw
最高峰などといわれてしまうと恐縮ですwこういった作品ギャラリーを見ていると、同じロボットにしても一人一人の価値観の違いというものが如実に現れていて、私のようなメカ剥き出しのロボットが好きな人間もいれば、カラフルな流線型の美しいロボットを作る人もいますし、本当に判断基準も感覚もそれぞれ違っています。果たして私の作品が優れているかどうかはわかりませんが、こういった作品を作ることで「こういう世界をもっている人もいるんだなぁ」と思わせることができれば、がんばった甲斐はあったと思います。何か偉そうになってしまいましたが、作る人間も見る人間も楽しめるようなCGを作っていきたいと思っています。本当にありがとうございました。

>>Shin-G様

ありがとうございます。
私自身、唐突にこういった作品が作れたわけではなく、色々な作品を拝見してきた中で「ここがこうだったらもっと良くなるのに…」とか、「こういうやりかたもあるのか」という様に感じた内容を自分の作品の中に刷り込んで来た結果であると考えています。そういった意味ではこのギャラリー全体が今回の作品の存在に欠かせないものであったのかもしれません。個人的にShin-G様のようなジャンルに捕らわれない作品スタイルはすばらしいと思いました。まだまだ未熟者ですが、今後も批評などをいただけると嬉しいです。

>>伝様

現在少しずつですがL3でカラーリングをしています。(L2はおいといて・・・w)
色々と細かく質感設定ができるので、あちこち気になる部分も手直ししていますが、完全に別物になってしまいそうで怖いですねw

身の程なんてとんでもございません。私自身、まだまだ勉強不足だと思います。折角こういった投稿ギャラリーがあるのですから、皆で正直な意見や批判をぶつけ合って、レベルアップを目指していければいいなと思います。今後共々よろしくお願いいたします。

・・・恐れ入りました  投稿者:santarou  投稿日:2003年12月16日 
パスワード:
初めまして。初心者のsantarouと申します。
改めてじっくり拝見しましたが,自分が投稿したL1の作品とあまりに格差があるので,ある意味愕然としました。(反面教師で良かったら見てください(汗)〜「出陣」〜
が,逆にやる気も出てきました!
作り込みの緻密さは皆さんが書き込まれているとおりですが,それでいて全体のフォルムが破綻していない!!
タイトルどおり,恐れ入りました。勉強になりました!!

あっはっはっはっはっはっはっは  投稿者:誠希あにぽん  投稿日:2003年12月10日 
パスワード:
なんちゅーかもう、笑い続けるしかないです。あんまし凄いものを見せ付けられると脳の容量越えちゃうんだナァ。
文句なしで、L1静止画のなかで最高峰の作品でしょう。いやマジで。
ていうかスイマセン、何を誉めたらいいか分かりません。というか、何から誉めたらいいか分かりません。

殿堂いりするべくして殿堂いりした作品、というべきでしょう。

納得の殿堂入り  投稿者:Shin-G  投稿日:2003年12月07日  ホームページ
パスワード:
おめでとうございます。殿堂入りも文句なしといったところでしょうか。

>この作品を作る上で、Shin-G様の作品も参考にさせていただいたので改めてこの場でお礼申し上げます。

なんちうか、ここまでの作品でそんなこといわれると恐縮しちゃいますね(^^;。
俺そんな大層なもの作ったっけ? ってな感じです(笑)。いや、もちろん出す作品はすべて全力でやっておりますが。
L2以降の作品も期待大ですね。

殿堂入りおめでとうございます。  投稿者:  投稿日:2003年12月07日 
パスワード:
なんていうか、見れば見るほどすごいですw
確かにカラーディングをするとなると、この莫大な量のパーツを見直すことになりますねw
もう、自分の作品の身の程が良くわかりました。
とても勉強になる作品を忙しい中作成していたただき、本当にありがとうございました。

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