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| タイトル: | 海鶏 |
| 作者名: | 天架 (ホームページ) |
| 使用ソフト: | DOGA-L3 |
| その他使用ソフト: | なし |
| 作品解説: | こんにちはｗ天架です。
投稿しました作品は数日前に製作したのもですが、 都合により一般に公開できませんでしたので、 公開が可能となった現在、慌てて投稿に参った次第ですｗ 場面としましては、前方に見える基地へ水中から飛び出し、 両腕のミサイルを放った瞬間です。 今回も、無駄に即席ショートストーリーを考案いたしました。 あくまで、自己満足ですので、 読み飛ばしていただいて構いません。 ―――以下、ショートストーリー――― ・・・いつもと変わらない日常。 変化の無い日々。 そんな生活を過ごしていた。 澄み渡った青空、眼前に広がるエメラルドブルーの海、 ほのかに塩の匂いが鼻を刺激している。 ここは某団が訓練に使用する場である。 勿論のこと、その全てが某団の所有地というわけではなく、 全体で見ればその占有量はごくわずかである。 海は広すぎるのだから。 現在、ここで某団による訓練が行われていた。 何度も何度も訓練を敢行してきたが、実戦は一度も無い。 そして、度重なる訓練と実戦の未経験という状態は、 職員（戦闘員）らに軽い気だるさをもたらしている。 本日の訓練もどこか怠けているのがうかがえる。 いつもの様に、何も無く訓練は終わりを迎えようとしていた。 その時、である。 突如、潜水艦のレーダーに不審な影が映し出された。 水中から何かが迫ってきているらしい。 全く予期せぬ事態に一同は騒然とし、 あからさまに慌てている。 もはや、不審な影は敵影と申して間違いはなさそうであった。 緊迫した状況がそう物語っている。 しかし、ふに落ちない点もある。 というのも、敵影の移動速度である。 現存の潜水艦、水中移動型兵器の全ての速度を上回っているのである。 海に隣接された基地内では、いよいよパニックが発生していた。 潜水艦からの情報は確実であったと申すほか無い。 何故ならば、この基地のレーダーにも影が映し出されるほどにまで、敵機は接近しており、 異常な速度であることは言うまでも無い。 既に潜水艦への撃墜指令はだされ、 基地に搭載された銃砲の容易は万全である。 しかし・・・ 敵機は潜水艦を大きく引き離し、魚雷の有効範囲から抜け出していた。 今後、追いつける見込みも皆無であった。 さらには、基地搭載の銃砲も予期せぬ速度ゆえに、 補足できそうにもなかった。 命中すればまぐれである。 ましてや、訓練に使用しているために基地には搭載型の銃砲以外の武器が存在しておらず、破滅から逃れることは極めて難しい。 基地内では狂乱と呼ぶが相応しい状態にあった。 皆が必至に我先にと逃げ迷っている。 パニックゆえに避難がほとんど出来てはいなかった。 その中で逃げ出すことに絶望した人間がいた。 彼は司令室に一人佇むと、レーダーを眺めながら哀願するように震えた声でこう唱えた。 「５・・４・・３・・２・・」 「１」と発した瞬間である。 海中から何かが飛び上がった。 それは「一つ目」で「巨大」な「金属の塊」。 人を模した殺戮。 海中から飛び上がる瞬間、 その「殺戮」は両腕のハッチを展開した。 そこには、おぞましい数のミサイルが格納されており、 「殺戮」はそれを一斉に解き放った。 計１２８発ものミサイル。 通称――フェザーバレット。 様々な弾道を描きながら、そのミサイルは基地へと浸透していく。 そう、爆炎と爆風と悪夢を引き連れて。 ではでは、失礼致しますｗ |
| 投稿日: | 2004年03月27日20時46分 |