[一つ前] [一つ次] [前の未読] [次の未読] [スレッド表示][新規投稿] [この記事に返信] [最新] [狭く][広く]

Re: 入賞作品の評価基準についての疑問です
[パスワード: ]
#114   2002/05/15(水) 10:42   投稿者: かまた ゆたか   参照記事: 113

大変ごもっともで、鋭いご意見、ありがとうございます。
このような意見を頂いて、うれしいです。

でも、説明が難しいです。

コンテストに限らずイベント等のプロモーションには、
目的や意図というものがあります。(意図がわかんない
のもありますが)

その目的や意図に応じて、イベント内容も変わりますし、
審査も選ばれる作品も変わります。

その点、当コンテストの場合、CGアニメの楽しさを多くの
方に知っていただきたい、多くの方々が制作にも参加して
もらいたいという目的です。

(また、上映会は、年に1度の自主制作CGアニメのお祭、
CGアニメ作家達のPRの場という面もあります。)

ひぐちさんのご意見を要約している文は、
>公の場でのコンテストにおける作品の評価は「感想」
>ではなく「批評」によってなされるべき、と考えます。
になるかと存じます。

確かにそういったコンテストもありますが、私はすべての
コンテストでそうあるべきとは限らないと思いますし、
CGアニメコンテストにおいてもちょっと違うと思います。

というのも、上記のような主旨で行う場合、評論家達の
ものすごく専門的な尺度で審査を行って、来場者などの
一般の方々の感覚と大きくずれてしまうのはよくないと
考えています。

つまり、私としては、審査員にも批評だけでなく、感想的な
面もどんどん入れていただいています。

審査員は、来場者やビデオを見る方々の代表という面を
持っています。意図的に、CGアニメとは直接関係ないような
専門家(?)も入れているぐらいです。

理想的には、80%ぐらいは一般の感想と一致して、20%ぐらい
専門的な見方を示し、「なるほど、そういう見方もあるんだ
なぁ」と思っていただけるぐらいの線を狙っています。

何しろ審査指針は、
「上映会やビデオをご覧になる方々から広く、強い支持を
得る作品、“自分もこんなCGアニメを作りたい!”と思わせる
作品を高く評価する」
と明記しているぐらいですから。

腰原仁志さんの「NextGeneratino」についても、多くの
ファンに指示されるという点で、入選の価値は十分に
あるかと存じます。

それが証拠に、この作品は東京会場にて、会場審査特別賞を
受賞しています。まさしく、上映会にて強く支持される
作品なわけです。

もちろん、これは、ひぐちさんが間違っているとかいうのでは
なく、いろんな主旨で、いろんなコンテストがあるべきだ
ということかと存じます。

確かに一般的なコンテストとしては変かもしれませんが、
CGアニメコンテストは、ファンの方々の感想を重視した
コンテストなのです。
このページのURLは http://doga.jp/tkbbs/tkbbs.cgi?bbs=contest14b&number=114 です
[一つ前] [一つ次] [前の未読] [次の未読] [スレッド表示][新規投稿] [この記事に返信] [最新] [狭く][広く]