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 4628. DoGA日記 2005年6月16日 「知の発信」    日記システム     06/16(木) 15:36
    ┗━ 4629. Re: DoGA日記 2005年6月16日 「知の発信」    かまた ゆたか     06/16(木) 15:36
        ┗━ 4633. Re: DoGA日記 2005年6月16日 「知の発信」    万年睡眠不足     06/16(木) 21:52
            ┣━ 4634. Re: DoGA日記 2005年6月16日 「知の発信」    かまた ゆたか     06/16(木) 22:18
            ┗━ 4635. Re: DoGA日記 2005年6月16日 「知の発信」    たかつ(ドーガ)     06/16(木) 22:22
                ┗━ 4636. Re: DoGA日記 2005年6月16日 「知の発信」    かまた ゆたか     06/17(金) 00:24

Re: DoGA日記 2005年6月16日 「知の発信」
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#4635   2005/06/16(木) 22:22   投稿者: たかつ(ドーガ)   参照記事: 4633

エントロピー増大の法則っすね。
おおざっぱに言うと
「温度差」をエネルギーに変換することはできるが、
「熱」をエネルギーに変換することはできない
ってことです。

私もこのニュースを最初聞いた時は、「なんでやー」と思いましたが、
どうやら、この音響機関はスターリングエンジンの一種らしいです。
http://amorphous.xtal.nagoya-u.ac.jp/research/thermo_ac/


普通のスターリングエンジンの「ピストンの動き」は圧力を上げたり下げたりするものですから、
「音」=空気の密度(圧力)の伝搬で代用することができる、と。
それが熱音響機関だそうで。

で、2つの2ピストン型スターリングエンジンを、それぞれのピストンを音の形で接続したのが今回の熱音響冷却装置。


スターリングエンジンは可逆行程なので、
http://www.bekkoame.ne.jp/~khirata/academic/kiriki/begin/princi-j.html
温度差があるところから「ピストンの動き」という形でエネルギーとして取り出すこともできるし、
逆にピストンを動かすという形でエネルギーを与えて、そこから温度差(エントロピーの減少)に変換できます。

で、スターリングエンジンを2つ接続すると、
左のスタック:
暖かいエンジンの廃熱と常温との温度差でスターリングエンジンを駆動し、エネルギーを取り出す。温度差が減るので、廃熱と常温の間のなま暖かい空気を排出

右のスタック:
与えたエネルギーから、温度差が出来る。
この図は不正確で、
元が常温から温度差を生み出すので、「冷気」の他に「熱気」も出ている。

ってことになります。

このページのURLは http://doga.jp/tkbbs/tkbbs.cgi?bbs=doga&number=4635 です
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