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#41
2003/05/20(火) 12:57 投稿者: 森山昇一
(ホームページ)
参照記事: 19
> 映像・構成・脚本…、どれをとってもグランプリに成れない理由が見あたらないように思えます。
私も個人的には好みの傾向の作品で、仰るとおり、映像も構成も脚本も
とても高いレベルでまとまっていると思います。
だから昨今の当コンテストのレベルに照らしても個人的には仮に
グランプリだとしても驚かないし、文句もありません。
だから以下は、「個人的にグランプリでなくても驚かない理由」
でしかありません。それゆえ重箱の隅をほじくる内容であることを
ご了承ください。
結局、難解である事に尽きると思います、脚本の仕掛けの面白さも、
裏返せばこの仕掛けにお客さんがついていけるかどうかでも評価は
変わりうる作品だと思います。
何度も観ると無駄な台詞が一つもないと言うことにも気づけるので
すが、そもそも映像作品はそういう技巧で勝負するものではありま
せん。
もちろん何度も観ることを前提に作品を設計する事自体は個人的には
オッケーなのですが、最初の1回で何度も観る気にさせることが出来
なければそれは失敗といえます。その観点でいくと、この作品は
結構微妙かと思います。そのためのとっかかりの敷居が高いのです。
その敷居を無意識にクリアできる映像好きには間違いなく優れた作品
に見えますが、そこまででない人にとってはどうでしょう?
また、映像作品でここまで「コトバ」に依存するのもすこしどうかと。
それが作品の重要なテーマですし、また、そんなのが気にならない
レベルで良くできているのですが、冷静に考えた場合、映像作品とし
ては微妙に邪道、と言えないことはないです。
ただ、これは古くさい私の映像イデオロギーの問題かもしれませんが。
このページのURLは http://doga.jp/tkbbs/tkbbs.cgi?bbs=contest15b&number=41 です
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