> そして、当日会場へこられていた800人を超える来場者の方々、特にカマキリに爆笑してくださった方々には感謝の言葉もありません。
> 会場でも言いましたが、僕の結構長い人生の中でもこれほどの感動はそう多くありません。
>
> もともと“爆笑”ではなく“ニヤリ”ぐらいを想定していたせいもありますが、髪の毛が逆立ち、鳥肌が立つほどの瞬間でした。

そうなんですよ。

制作者としては、視聴者の生の反応を見れる機会って、
ものすごくかぎられてるんです。でもって、視聴者の反応を
見るってことは、制作者にとってものすごく大切な
ことなんです。

もうこれから岸本さんは、作品製作中に、つねに
今回の来場者の方々の顔を思い浮かべながら制作
してしまうと思うんです。

“ここでこうしたら、みんなはこう反応するだろう。
だからここでこうしてやれば…”

この感覚を身につけると、独りよがりの作品は
無くなり、視聴者を上手く心理誘導する演出が
できるようになるんです。

はっきりいって、作品を見るだけなら、上映会を
しなくても、インターネットでDVDを購入できるように
しておけばよいんです。
赤字の多くをたたき出している上映会って、そういう
点では意味ないんです。

にも関わらず、制作者と多くの視聴者が一緒になって
同じ作品を見るという上映会は、言葉にしにくい
いろんなメリットがあるんです。

DoGAのコンテストが、賞金も少なく、告知宣伝も
全然していないのに、未だに応募数が多く、やたら
リピーターが多く、そして16年も続いているのは、
そういった面を重視しているからかもしれないと
思っています。

だからこそ、上映会の方法ももっといろいろ工夫して、
もっと多くの方々に来てもらえるようにしないと
いけません。

ぜひ、皆さんのお知恵、ご協力をお願いします。