作品賞
「パパが必要なの」
チャン・ヒョンユン

http://doga.jp/contest/con18/html/18_23.htm

についての感想などを書き込むスレッドです。

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（このBBSを読まれているかどうか、
甚だ疑問ではありますが）

このたびは、来阪できなくなって
非常に残念でした。

座談会でお伺いしようと思っていたのは、
以下の質問です。

・韓国では、知らない女性が子どもを押しつけに
来るというのは割と一般的にあることなのか？

・満月の夜に狼が眠れないというシーンがあるが、
韓国では満月の夜、狼はどうなるというとされている？

・この作品は、時代的には、現代なのか？

・エンディングクレジットでたくさん名前が表示されて
いますが、個人制作でしょうか？　何かの組織なので
しょうか？　どんな方々とどんな分業をされているので
しょうか？

・韓国では自主制作のパーソナルCGアニメは盛んなの
でしょうか？

・国はCGアニメ作家に対して、どんな支援策を行って
いるのでしょう？


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何時もお世話になり,有難う御座います.
Chang Hyung Yun
大阪上映には出席出来なくて凄く残念でした.
飛行機に乗るために空港まで行きましたがPssportがもう満了になってるのを全然知らなかったんです.　日本のCG作家達に会える良い機会を逃しました.
CG Animation Contestには何年前から必ず参加しようと思ってましたのでWeb siteには何時も興味を持ってました.
たまには分からない話も有りましたが日本のCG作家達はどんな考えと関心を持ってるかと言うのを少しでも分かれる機会になりました.
次は作品に関した質問に対した回答です.

1.たまにドラマとかでは有りますが現実では知らない女の子が子供を任せるに来るのは殆んど無いでしょう!
2.満月に眠れない場面は本来は満月のせいではなく狼が小説を書けない自分自身が辛くて眠れない訳です.　小説を書く事とYoung Heeを育つ事に関した悩みが狼が眠れない理由です.
満月に狼人間が狼に変わる物語は海外から入って来たと思いますが満月に狼がよく見られるのは多くの国が似てるような気がします.
3.狼一緒に住んでると言うのはおかしいと思いますが現代の韓国の田舎で起きる事だと思います.　韓国の野生の狼は殆んど無くなったそうです.　しかしこの狼は無くなる前に社会に入って来たから生き残ったんでは無いでしょうか? 私が作った物語ですが私も狼の過去が気になります.
4.この作品は多くの人達に手伝ってもらって完成出来たんです. 最初から周辺の皆に色々頼みました.　InternetでVolunteerも探しました.
私はこの作品のシナリオとキャラクター デザイン,deretor,元絵の一部,動絵,合成など全ての過程をしました. 主なStaffであるAnimator一人は背景一人,合成一人は元々の親しい知り合いだったので安い給料で働いてくれました. 残りのStaffはInternetで募集したVolunteerと知り合いの紹介で手伝ってくれた人達です.
5.韓国ではAnimation関連学校が結構あって学校で作られてるAnimationが相当に有ります.
又,主に3Dを利用したCG作業は会社で働いてる人達がInternetを通じて公開する場合が結構あります.　しかしCG Animation Contestは余り無いでAnimation 映画際だけあります.　それで完結が出来ない作品を公開する機会は余りありません.
6.政府で支援するプログラムとSEOUL CITYで支援するプログラム二つがあります.
製作企画書を検討して\10,000,000~\20,000,000程の金額を支援します.
二つのプログラムで20人程を支援します.
この作品もこのようなプログラムで\7,800,000の支援金を貰いました.









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correction. A money unit is WON. not YEN.

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こんにちは。井元と申します。初めての投稿です。

チャン・ヒョンユン監督の「ウルフ・ダディ」（「パパが必要なの」）が「第１１回広島国際アニメーションフェスティバル」
http://www.urban.ne.jp/home/hiroanim/
で「ヒロシマ賞」を受賞されました。
＊「ヒロシマ賞」はこの映画祭では「グランプリ」と並ぶ最高賞です。（賞金も同額（１００万円）です。）

おめでとうございます。

大会中パーティでお知り合いになった監督本人と作品のファンになっていたので、この受賞はわたしにとっても大いなる喜びでした。
ほんと、むっちゃうれしい！！！

ご報告まで。

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こんにちは! 嬉しいです。井元さん。ありがとうございます。パーティーで会った日本の方は少なかったので、お顔を見れば思い出せます。私と私の作品を応援してくださって本当にありがとうございます。

広島では楽しかったです。牛丼とお寿司がとてもおいしかったです。韓国ではおいしいおすし屋さんは日本よりもすごく高くて行くことが出来ません。それから「なか卯」みたいな牛丼チェーンが出来ればいいなあと思いました。

少し日本語ができるのでパーティーで日本の方々に会うのが楽しかったです。そしてボランティアの方たちとも親しくなったし、他のどんな国際映画祭より面白い時間を過ごしました.

一生懸命アニメーションを作って日本へ行くことができる機会がたくさんあったらいいなあと思います!

(代筆・今出)

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ヒロシマ賞受賞の瞬間は私も見ました。
おめでとうございます！
韓国からの応援団の皆さんの歓声もすごくて、感動的でしたね！
監督さんが日本語を交えてスピーチしてくださったのも良かったです。

もしここを監督さんがご覧になってるのなら、質問をさせてください。
「パパが必要なの」を見て、宮崎駿さんのアニメの影響がとても強くあると思いましたが、韓国でも宮崎アニメというのは好意的に見られているのですか？
また、監督さんが宮崎アニメの中で好きな作品はどれですか？

次回作も頑張ってください！

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こんにちは。チャン･ヒョンユン監督の友人の今出と申します(授賞式後のパーティーで監督の通訳をしていた者です)。
広島国際アニメーションフェスティバルでは私も監督と一緒に受賞の瞬間を待っていたんですが、本当に感動しました。
Dogaさんから、こちらの書き込みは転送していただいていますので、監督もここの内容は翻訳サイトを使って読ませてもらっていますが、韓国で多忙な日々を送っていると思いますので、ご質問へのお返事は少し時間がかかるかもしれません。
ちなみに、監督は宮崎アニメの大ファンです。

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ありがとうございます!

韓国でも宮崎監督は有名です。そして多くのファンがいます。だから宮崎監督が好きだと言えばとても平凡になる気がします。私は香港の映画監督、ウォン・カーウァイ(「ブエノスアイレス」等を作った)監督と宮崎監督の影響を沢山受けました。もともとは｢ガンダム」みたいなロボットが出るアニメーションを作りたいと思ったんですが、全然違うアニメーションを作っているから、時々少し変だなあと思ったりもします。

私が最も好きな宮崎監督のアニメーションは「魔女の宅急便」です。このアニメーションは大人として独立するようになる魔女の女の子の成長に関するお話です。
私が一番好きな場面は最初のほうで主人公のキキがほうきに乗って飛んでいる途中、猫に「ジジ、ラジオをちょっとつけて。今、手が離せないの」と言うと、猫がよろけながらほうきの前の方に行ってラジオをつけるとオープニング主題歌が流れる場面です。オープニングの曲も60年代の米軍クラブで流れるような歌なのに、不思議にこの作品によく合うと思いました。空を飛ぶ場面もこの作品では自転車に乗るのと同じくらい自然にほうきに乗って飛ぶ女の子を描いています。また、魔女へ対する人々の反応も体操が上手な女の子を見る視線程度の驚きを持っているだけで、特別おかしな存在として眺めてはいません。私はこのような「私と違うもの」が自然に受け入れられている世界が好きです。

今、作っている作品は30分ぐらいのアニメーションです。怠け者の性格ですが、良い作品を作るため努力していきます。ありがとうございました。

(代筆・今出)

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今出さん、チャン監督、返信ありがとうございました！

宮崎アニメが韓国でもファンが多いことを聞いて、宮崎アニメで育った私は、韓国にも（もし行くことがあったら）友達がたくさん出来そうで嬉しいですし、また、「パパが必要なの」は、私と一緒に広島フェスティバルを観に行った友達も皆、好きだと言ってます。
やはり優しいお話はどこの国でも好まれるのだな、と改めて思い、ほっとしました。

そして「魔女の宅急便」がお好きなんですね！　私もあの作品は大好きです。「魔女」というとこの世のものではないように描かれがちですが、チャン監督がおっしゃるように、ちょっと得意な運動種目があるだけの等身大の女の子として描いてあるんですよね。子供の頃あの映画を観ていて、なんだか自分もほうきにまたがれば飛べるんじゃないかという気になりました＾＾。
あと、ガンダムがお好きだというのもすごく嬉しいです。チャン監督なりのロボットアニメを、機会があったらぜひ作ってみていただきたいです！　オオカミのところに巨大なロボットが「パパ！」と言って訪ねてきたら爆笑です･･･いえ、ごめんなさい＾＾；。

今、もう次の作品を作られているんですね。
インターネットで韓国の方が書いてくれている情報を探したりしながら、完成と公開の日を首を長く（「パパが必要なの」に出てきた亀の何倍も）して待ちたいと思います。
がんばってくださいね！

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