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#8807
2010/06/09(水) 12:25 投稿者: i.materialise 丸岡
(ホームページ)
参照記事: 8806
受賞、入選のみなさま、おめでとうございます。また、惜しくも受賞されなかったみなさま、残念でしたが、また次の機会があると思いますので、チャレンジをお待ちしております。
また、かまだ様、ドーガのみなさまには、大変お世話になり、この場を借りてお礼申し上げます。
コンテストサイトの選評やコメントにも書きましたが、正直に作品を拝見して楽しかったですし、みなさま、またソフトウエアの実力と可能性には驚かされました。開催して良かったと思っています。
コンテストを通じ、「CGデータは3Dプリント出来る!」ということは多くの方に分かっていただけたのではないかと思いますので、これからPC画面上、印刷上だけではなく、3Dプリントを楽しんでいただく、またそれを想定した創作をしていただければと思います。
数点、3Dプリントについて、「コツ」をお教えしておきます。
まず最も大事なことは、データ上で「立体として成立していること」です。これは、パーツとパーツが空間上で離れていたり、厚みのない「平面」ができるだけ少なくなるようにするとも言えます。
実際のプリントは大きさが限られているので(1辺15cm立方位が現実的な目安)、そのサイズになったときに1mm以上の肉厚があることが望ましいです。実際には仕組み上0.数ミリ「太る」のですが、今回の賞品の部品の「細さ」はほぼ限界です。
次に、色やテクスチャは、基本的にはそのままプリントされるのですが、どうしてもプリンタの材料や仕組み上、色や光沢の再現に限界があります(サイト掲載の賞品の写真も現物とは少し違います)。比較的原色に近い色の方が再現性は良い傾向にあります。
最後に、特にロボットの場合は、プリント用モデルを作るときに、簡単な「台座」をパーツとして作り、ロボットとしっかり「干渉」させて、全体を1ファイルとして保存されることをお勧めします。プリントパーツはすごく強いものではないので、製造中や輸送中に破損してしまう可能性がありますが、台座があると、そこを持ったり、箱に固定することで、破損リスクが抑えられるからです。大まかなパーツで、ガッシリしたロボットなら、台座がなくてもいいかもしれません。
今回を通じて、DOGA-L(またはとてかん)の3Dパーツは、VRMLファイルで出力すると、i.materialiseプリントサービスで3Dプリントできることがわかりました。
(かまださん、今回のVRML出力は、みなさんお使いいただける機能でしょうか??)
ぜひこれを機会に新たな「創作」をお楽しみください!
ではまた次の機会に!
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