↑上や←左のタブでコンテンツを選べます
[一つ前] [一つ次] [前の未読] [次の未読] [スレッド表示][新規投稿] [この記事に返信] [最新] [狭く][広く]

Re: MPEG2に関する理論と実践
[パスワード:     ]
#1173   2002/08/27(火) 10:57   投稿者: Yoshiki(DreamField) (ホームページ)   参照記事: 1171

そりゃ罠にかけられたら、皮肉の一つも言いたくなります。予測通りの書き込みを誘導しておいて、実はわしは専門家だったのだ。ひれふせ。とやられたらね。信用を失墜させるには有効な手段ですが、ここでそれをやられるとは夢にも思いませんでしたから。

実は、元々の書き込みの本当の主旨は、安易に圧縮率を上げることを決定し、そのレートまで決められてしまうことを防ぐことだったんです。圧縮率を上げるのは、ある限度を越えたら、見れる画質を維持するのは凄く大変なんです。そして努力の割には、満足の行く画質にはならない。それに、あまりイレギュラーなこいとをやりますと、全てのDVD再生環境で再生出来るのか不安になります。経験上、互換性を維持するには、極力普通でないことを避けることですから。

と書きますと、大抵、簡単だよー。大丈夫だよー。って返されて、水掛け論にしかならないので、それを経験してからは他の理由をこねくり廻して書くことにしてたんですが、まぁ、私も悪かったですね。

> ・(ビデオCDレベルまで落とすかどうかはともかく)画質を落として、その分収録時間を延ばす、という選択肢はある。

もちろんあります。元々、出来るだけ圧縮率は上げるつもりでした。ただし、不毛なチューニングをするつもりはさらさらなく、全自動なQuickTimeで何パターンか圧縮してみて、それを目で見て決めてもらうつもりでした。でも、細かい打ち合わせはここでするべきじゃなかろうと、ここには書きませんでした。

> ・どの程度画質を落としても許容できるかは主観の問題。

それはそうですが。私は基本的に、真っ黒なとこが、ちょっとでもわさわさするのは、気持ち悪くて駄目ですね。

> ・私の主観では、D-VHS LS3 レベル(4.7Mbps)は十分綺麗である。(この部分は、理論的な話ではなく、実際に目で画質を確かめた結果です。)

私はD-VHS LS3は見たことないですから、信じるしかないですね。うちのMPEG2録画環境は、所詮はカノープスのボードにすぎませんから。

> > Video CD Playerで再生したのと同等以上の画質でDVD Playerで再生できる、同容量以下のMPEG2が出来るとは知りませんでした。レゾリューションが2倍で、その分圧縮率を上げなければならなくても、同じ画質以上になるんですね。
>
> 私は「同等以上の画質」とも「同容量以下」とも書いた覚えはありませんが…

いや。私はそういう意味で書いたんですが。書き方が適切じゃなかったですね(VideoCDを引き合いに出されて、劇的に小さくするのは簡単!、と思われるのは嫌だったので。)。

> 次に、「ビデオCDと同じくらいデータレートを落とした MPEG2 データの画質はビデオCDと比べてどうか?」
> という問題ですが、定性的には、「ある程度以上のデータレートが確保できているなら、同データレートの場合、解像度に関わらずほぼ同じくらいの画質になる」と言えます。

専用のVideo CD Playerは、再生時に色々と補完しているらしく、パソコンでの再生なんかと比べると、とても奇麗です。で、最初からレゾリューションが高いMPEG2は、画質を落としていっても、決して同じにはならないと思っていました。まぁ、あくまで目で見た話なので、計測したわけではありませんし、理論的根拠もありません。気のせいと言われてしまえばそれまでです。

> 「動き予測」は非常に計算量の多い処理であり、まじめにエンコードした場合、その99%以上は「動き予測」に費やされ、ものすごくエンコードに時間がかかります。
> そこで、たいていのエンコーダでは、速度のために、ある程度処理を端折って画質を犠牲にしてます。

TMPGEncは、設定によって動き予測をちゃんとやるはずなんですが(物凄い時間がかかります。)、それほど時間をかけていない(だから、多分ちゃんとやっていない)QucikTimeと比べても、あまり効果的に見えないんですよね。元々がNTSC信号の画像(つまり、色がいーかげん。)で、ちゃんと動き予測が出来るのか、私はとても疑問で、あー書きました。まぁ、これもデータを解析したわけじゃないですし、実際の内部の処理も知りませんから、理論的根拠はありません。

> 「ノイズをちゃんと認識」については、それをしてないエンコーダは見たことありません。
> 「フレームレートが低い」=「動き予測を行う比較対象の画像との違いはノイズ成分だけ」の部分のエンコード処理では、
> どんなショボイ動き予測でも、動き予測の結果は「隣の画像との差分」=「乗っているノイズ成分」だけになります。
> あとは、それを次のステップで DCT 圧縮するだけです。
> この部分は定性的な話。はっきりと断言できます。


3DCGソフトが出力した画像等を編集ソフトで編集して作ったDVストリーミング(つまり、アナログが途中に無い。)と、S-VHSからDVにダビングしたものを取り込んだDVストリーミングの二つをエンコードした場合、時間軸に対する圧縮率をグラフ表示すると、前者は起伏の激しいぎざぎざ(細かいぎざぎざがある上に、全体的に起伏もある。)になるのに対し、後者はほとんどぎざぎざの無い平坦な形(全体的な起伏も無い。)になります。これを見て、私は勝手に、前者は差分圧縮が効いていて、後者はこれがうまくいってないのであろうと思い込んでいました。そしておそらくはNTSC信号は色がいーかげんな上にノイズも乗っているし、同じ画像だと認識出来る部分がほとんど無いのではないかと予測していたのですが。まぁ、これは私の勝手な思い込みですから。ノイズをちゃんと認識するのが当たり前なら、他に理由があるのでしょう。
このページのURLは http://doga.jp/tkbbs/tkbbs.cgi?bbs=doga&number=1173 です
[一つ前] [一つ次] [前の未読] [次の未読] [スレッド表示][新規投稿] [この記事に返信] [最新] [狭く][広く]