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DoGA日記 2004年11月5日 「弁護」
#3795   2004/11/06(土) 07:33   投稿者: 日記システム

ここは 2004年11月5日 の DoGA日記 「弁護」
( http://doga.jp/2004/reading/diary/200411.html#20041105kama )
に対するコメントを書くスレッドです.

        
Re: DoGA日記 2004年11月5日 「弁護」
#3796   2004/11/06(土) 07:33   投稿者: BRACK (ホームページ)   参照記事: 3795

この手の話題は、また荒らされそうな気がしてちょっと・・・。もっとも、荒らす人はどんな内容でも荒らすか・・・。

「意見を述べる」のと「意見を押し付ける」は全く違うんだし。

ちなみに私は「弁護しない」人です。

>  例えば、中国の奥地、タクラマカン砂漠の火炎山を
> 一人で横断したこともある。最寄りの街のトルファンから
> タクシーで100kmぐらい砂漠を走り、麓の遺跡で降ろしてもらう。
          ----- 中略 -----
>  つまり、無謀という点では、根本的に差のない行為も
> 何度かしてきた。それから得られた経験としては、
> “人間、ちょっとやそっとでは死なない”、“成せば成る”、
> “案ずるより産むが易し”などである。これらは、DoGAの
> 活動にも生かされている。(笑)
「無謀」という事については確かに差がないのだろうが、「死ぬかも知れない」と「殺されるかもしれない」は根本的に違うと思います。


>  いや、もちろん、それはたまたま運が良かっただけと
> 言われれば、そうかもしれない。逆の例としては、これも中国
> だが、観光地の鍾乳洞に、観光客の団体やガイドさんと
> いっしょに入るという、何の危険も無さそうなことで、
> 命を落としそうになったこともある。
いや、しかし、中国の話題ではこういうのは事欠かないっすね。これは聞いた話、逆流する川があって、それもとんでもない勢いで逆流するそうで、それを見るのに万人単位の人間がやってきて、必ず死人が出るそうな。最近も、台風の日に海に行き、写真を撮ってたら波にさらわれた中国人がいたりとか・・・。いや、これは世界共通か?


>  うまい例えが見つからないが、この種の旅は、目隠しで
> 崖の近くを歩くような面がある。やってみれば結構歩ける。
> 50歩進んで全然大丈夫だった。あと5歩ぐらい大丈夫だろう。
> あと2歩ぐらい…。そして、ダメなときは、いきなり、何の予告も
> 無く落ちる。
          ----- 中略 -----
>  最後の1歩、これは本当に分からない。最後の1歩を踏んだ
> 人しか分からない。
>  私も、どのくらいのところまで行ったのかは、知る術もない。
> まだ100歩以上残っていたのか、あるいは数歩だったのか。
確かにこれはわからないよなぁ。彼の場合、最後の一歩がホントの最後だったんでしょう。

私個人の意見としては、彼の行動は全く評価できない。かまたさんの例えを借りるなら、がけの幅が5mと5cmでは違うでしょ?となる。毎日のようにテロの報道があり、人質が殺害されている状況の、思想やら宗教やらがややこしく絡み合っている所に、ボランティアで行き、現地の人を支援するとか、そういうのではなく、単純に「旅行」に行くのは正気の沙汰とは思えない。「死ぬかもしれない」と「殺されるかもしれない」では次元が違うと私は考える。

繰り返しますが、これはかまたさんに文句を言ってるわけでも、私の意見を他の人に押し付けているつもりも全くないです。私はこういう考え方です、というだけです。

彼の行動そのものについては正直賛同もできないし、全く評価もしないが、命そのものは人類一同等しく等価であり、無為に奪われた事については心を痛める。

冥福を祈る。
                
Re: DoGA日記 2004年11月5日 「弁護」
#3801   2004/11/07(日) 18:12   投稿者: KAMATY (ホームページ)   参照記事: 3796

私はBRACKさんとほぼ同意見です。
(どちらかというと、もっと否定的な方かも)

周囲から忠告を受けていたにも関わらずにイラク入りしたのが事実なのであれば、本人に対して同情する気にはなれません。
命が失われた事は残念に思うものの、どうしても「自業自得」という言葉が頭をよぎります。

無茶をする事自体は、その人なりの考えもあると思うので手放しで否定はしませんが、無茶をする以上はそれなりの覚悟や周囲への配慮も考えて欲しかった。
危険を知らずに入ったのならともかく、周囲の忠告すら振り切ってイラク入りしておいて、「日本に帰りたいです」なんていうのは、大甘な台詞だと思います。
危険を承知でイラク入りするのであれば、「私の事は気にしないで下さい」位の台詞を言い放って欲しかったです。
(というか、普通はなかなかそこまで達観できるはずがないから、安易にイラク入りすべきではなかったのではないかと言いたい訳ですが)

何より、遺されたご家族がどのような思いをする事になるかという所まで、考えが回らなかったのでしょうか。
恐縮しつつ控えめなコメントを述べられていたご家族の姿の方に心が痛みました。
(前回の3名の人質事件の事もあるから、無難なコメントしか言えなかったかもしれませんね)


                
Re: DoGA日記 2004年11月5日 「弁護」
#3797   2004/11/06(土) 18:11   投稿者: 森山昇一 (ホームページ)   参照記事: 3796

今の時期、旅行気分で(推測)イラク入りした若者を「無謀」と責
めるなら、人質取られた時点で即座に「撤退しません」とか発言す
る某国首相の「無謀」はどうなんだろう。武装勢力の耳に入ったら
その時点で殺されてもしかたない危険きわまる発言ではないでしょ
うか?

そもそもあのタイミングであえて不撤退を表明する政治的意図とか
効果とかがわかりません。仮になんか得があるとしてもどう考えて
も人命とは釣り合わないような…。

撤退させる気がないならないで、聞かれても黙っておくとか、
「ノーコメント」とか、もうちょっとマシな対応はあると思うの
ですけどね。それだけでアメリカが怒るとは思えないし、弱腰とも
言えないんじゃないかなと。



…もっとも、人質の死亡が確認されたら「ノーコメント」だった
そうですが。

                        
Re: DoGA日記 2004年11月5日 「弁護」
#3798   2004/11/06(土) 19:51   投稿者: BRACK (ホームページ)   参照記事: 3797

> そもそもあのタイミングであえて不撤退を表明する政治的意図とか
> 効果とかがわかりません。仮になんか得があるとしてもどう考えて
> も人命とは釣り合わないような…。
だよねぇ……。「テロに屈しない強い(?)国家」を目指しているんだろうけど、国民の安全を簡単に切り捨てる国家って・・・。国民あっての国家のはずなんだけどね。


> …もっとも、人質の死亡が確認されたら「ノーコメント」だった
> そうですが。
……新潟地震の時、ターザンの真似して絶叫していた人らしい、コメントの内容ですね。
                        
Re: DoGA日記 2004年11月5日 「弁護」
#3799   2004/11/07(日) 01:23   投稿者: かまた ゆたか   参照記事: 3797

>人質取られた時点で即座に「撤退しません」とか発言す
> る某国首相の「無謀」はどうなんだろう。

弁護する気はさらさらないのだが、交渉手段と
しては、筋は通っているかと。

まず、一人命を尊重して、要求を受け入れれば、
他のテロリストを含めて同様の人質事件を、
どんどん起こしてくる。
これは、多数の人命を危険にさらす行為だから、
一人命をないがしろにすることもあり得る。

そういった意味でも、最初から、要求を飲まない
という毅然とした態度を示すことは、テロリスト
側にこの種の人質事件は、まったく効果がない
ということをPRできる。検討の余地があるような
そぶりを見せない方がよい。

…という理屈があるだけで、本当かどうかは
知らん。
                                
Re: DoGA日記 2004年11月5日 「弁護」
#3800   2004/11/07(日) 11:53   投稿者: TOKIO   参照記事: 3799

> 弁護する気はさらさらないのだが、交渉手段と
> しては、筋は通っているかと。

ですねぇ。徹底して毅然とした態度を取らないと、次のテロを
呼び込んでしまいます。

タカリに屈するといつまでもタカられてしまったり、
訪問販売をひとつでも受けると次々売りつけてくるとか。

「人の命は地球より重い」と言って殺人犯を解放してしまうより
遥かにマシと思います。
                                
Re: DoGA日記 2004年11月5日 「弁護」
#3803   2004/11/08(月) 11:32   投稿者: 森山昇一 (ホームページ)   参照記事: 3799

> まず、一人命を尊重して、要求を受け入れれば、
> 他のテロリストを含めて同様の人質事件を、
> どんどん起こしてくる。
> これは、多数の人命を危険にさらす行為だから、
> 一人命をないがしろにすることもあり得る。

>…という理屈があるだけで、本当かどうかは知らん。

そういえば、この理屈もマニュアル対応ですよねえ…。

いや、結果として要求を呑まないのは構わない(というか別の
議論だろう)けど、あのタイミングはないだろうと思いました。
交渉のとっかかりを掴むまで、せめて指定期限の48時間は黙
っとくくらいはしてもいいんじゃないかなと。

「まだ犯人側と接触できないからわからない」
「情報が集まっていないので何とも言えない」
「人命に関わるのでノーコメント」

いつもの答弁じゃないですか。なんで今回に限ってできない?

それにより「怠慢だ」とか批判されることがあるにしても、
いくらなんでもれに甘んじることよりよりは人命の方が重くは
ないですか? 他の件ではいくらでも言われてるじゃないですか。

あと、なんつーのか、相手がテロリストになっただけで、人命が軽
くなっていいなら、本質的にこちらもテロリストとあんまり変わら
ないんじゃ…? とか思わなくもなく。

                
ちょっとだけ補足
#3805   2004/11/08(月) 13:16   投稿者: BRACK (ホームページ)   参照記事: 3796

「死ぬかもしれない」と「殺されるかもしれない」の違いは?という質問があったので補足しようかと……。

「殺される」ってのは、同じ人間に殺されるんですよね?それはどうしても問題ありかと……。根本的に「殺人」は間違っていると考えるわけです。それは「自殺」にしろ、「死刑」にしろ、「戦争」にしろ、同じように考えるわけですよ、私はね。

とにかく、「自殺」「他殺」「死刑」「戦争」含め、人間が関わった時点で、単に「死ぬ」事とは次元が変わると思う訳です。どう違うのか?と言われると、うまく説明できませんが、「罪」が発生するかどうか?と言い換えてもいいかも……。すんません、やっぱりうまく説明できないです。

繰り返しますが、この考えを押し付けるつもりはないです。「こういう奴もいる」ぐらいに思ってください。