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授業での活用報告
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#124   2005/02/27(日) 22:53   投稿者: 鈴木

こんにちは、埼玉の鈴木と申します。
 この度は中学3年美術の授業でDOGA-E1を使わせていただきました。今後の開発の参考にしていただきたく報告いたします。

 まず、準備として40台の生徒用パソコンに設定保護プログラムを一時解除して、インストールし、データ保存は教師用サーバー機に行うように設定しておきました。

 授業で起動してみると、約1/3が正常に起動し、約1/3が初期データの読み込みに時間がかかり、残りが1回で起動できずにパソコンを再起動してから、起動できました。
 作品制作中も数台のパソコンでフリーズしてしまったり、部品一覧やカラーパレットが表示されないということがあり、再起動させました。決定的だったのは3Dデータを保存すると確実にフリーズしてしまいまったことです。教師用パソコンで確認したら、サーバー機にはデータは保存されていました。作画モードからの2D保存は大丈夫だったので、生徒にはそのようにして作品を残してもらいました。
 そして大変だったのは終了です。ほとんどのパソコンでWindows98が終了できなくなってしまいました。フリーズではなく手順を踏んでも終了が解除されてしまうのです。仕方なく私が授業後に再起動を何回か行ってようやく全機終了することができました。

 ここまで書くとE1が問題だらけのプログラムのような印象を与えてしまったと思います。でも私は学校の設備に多くの問題があるのではないかと思います。しかもこの状況は自校のみの特殊なものでなく、今までの異動や地区の会議での情報交換などから多くの学校で同じような状況にあると思います。
 
 まず多くの学校でパソコンが導入されたのが7〜6年前Wndows98が普及した頃です。CPUは300MHz〜600MHzぐらいでグラフィックメモリはメインメモリと共有でしかも最低限のメモリのみです。あの頃は個人で買う場合は増設が当たり前という時代でしたね。そのパソコンが教室内LANで組まれ、さらに管理ソフトから時々割り込まれる。教師のLANを通しての操作提示も数秒のタイムラグが起きてしまう。こんな状況ではないでしょうか。
 そして、多くの学校で導入の際5年リースという契約を業者としたと思います。もちろん買い取りで行った学校もあります。それらが、リース期間を過ぎも、世間のパソコンより世代遅れになっても予算の都合がつかなくて新しいものに交換できないのです。一時期は平成17年度には各教室に1台以上のパソコンと画面の表示するプロジェクターが設置されると県の研修会でも伝えられましたが、現実はほど遠く、教師用パソコンも学年に1台あればいいという状況です。(多くは個人持ちで対応している)

 愚痴みたいなことを書いてしまって申し訳ありません。Dogaのみなさんが教育のことを考えせっかくプログラムを作ってくれたのにそれが十分に活用できないのが悔しいのです。子供たちはそれでも興味を持って取り組んでくれました。生徒には「このソフトはこの学校のパソコンの性能ぎりぎりのところで動いているので止まることもあるけれど、みんなのためにDoga人たちが無料で提供してくれた本格的な3Dのソフトなんだよ。」と言っています。

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このページのURLは http://doga.jp/tkbbs/tkbbs.cgi?bbs=education&number=124&showtree=1 です
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