UniversalRunner The Contest Opening
〜カット10 動画背景球とか


カット03

c03.jpg

コースとマシンを普通に並べただけの派手な割に特筆すべき点のないカット。

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カット04



これも基本的には同じ。しかし光るコースの照り返しを表現するため、下から弱いグリーンの平行光源を
速い周期で点滅させながら1灯焚いている。
この場合移動する点光源とかでやるのが正しいが、レンダリング時間もモーションデザイン的な手間も
かかるし、この方法でなんとかごまかせて居る感じなので良しとします。

なお、画面奥の太陽は、レンズフレア、影付き平行光源で背景画像の太陽に方向を合わせてある。
今後、この光源設定と背景設定のみ施したモーションファイルを用意し、新規カットを造る時には
そこからスタートするようにしました。当然同じ設定を何度もやるのはばからしいからで、プチ省力化というか。

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カット05

c05.jpg

メイルーン艇のコクピットは用意されていなかったので、こちらで造ります。
募集を掛けるときに、コクピットを忘れていた私のミス。こういうシーンは必然的にあるのに
我ながら間抜けです。

cp.JPG

cpup2.JPG

cpup.JPG

というわけでさくっとモデリングしたコクピット。
なにやらツッコミどころはイロイロ趣味的に造ってありますが、解説はしません(笑)

バックミラーに写り込む風景はムービーテクスチャーです。完成版ではほとんど見えませんが、
こんなのを貼ってました。

bm.mpg( 37kB )

また、このカットでは動画背景球を作成しました。L3の写り込みでは、無限遠の背景球が
写り込むだけで、近景の風景は写り込みません。環境マッピングという手法はそう言う物なのですが、
近年、家庭用ゲーム機のカーレースゲームですら普通に車体近所の物体の写り込み計算は行って
います。これは微妙に悔しいじゃありませんか。というわけで、ちょっとだけがんばってみました。

mb.mpg(229kB)(ループさせてます)

4フレーム1周期の動画背景球画像を作成。今のところ自動的にそんな画像を造る方法は
ないので手作業で嫌にならない程度のフレーム数で。
作り方はまあ、bgconv大活躍と言ったところですか。フレーム単位で手作業ですが。

画像を造ったら、とりあえずムービーファイルにする。L3なら連番静止画像でもいいのですが、
私はモーションテクスチャの類はとりあえず管理がラクなAVI形式で持ちます。
(それに手元のL3では背景画像に連番画像は指定できないくさい)

背景画像のファイル指定でムービー(*.AVI)を選ぶ
「背景球に貼る」チェックボックスも忘れずに。

しかしながらこのカットでは写り込みの成果はイマイチ見えません。画面端で動画背景画像部分が
ちょっと見えてくれてるくらいか。
しかし、カット15ではそれなりにソレっぽく決まりました。


 一足先にカット15(33kB)

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カット06〜09

c06.jpg

ま、このへんは難しいことしてません。

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カット10

ここでは、複雑な立体物におちる影の立体感を出したいと思いました。宇宙人のテクスチャに
執拗に影を落とす設定をしてあるのはそのためです。
観客席アップのカットは他にもありますが、尺的にあまり見えない結果になってしまったかも
しれません。


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