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秘宝名 提供者
034 背景の移動特撮 いーわ

 サンプル (製作:いーわ DivX MPEGファイル9.01Mb)
 概要

   背景が移動する画像を製作するには通常は被写体とカメラを同時に移動させればできます。
   ただ背景を高速に動かすにはモーションエディタ上で画角を小さくしフレーム数を小さくし、
   且つ移動距離を長くする等しなければなりません、
   その結果カット数を増やし背景や被写体やカメラの情報の連続維持させるなどかなり面倒です。

   そこで、通常背景に用いている画像を円柱やパイプなどのプリミティブに貼り付け、その中に
   被写体とカメラを置き背景のプリミティブを移動させることで高速に背景を移動させることが出来ます。

   しかし、この方法の最大の利点はカメラや被写体を移動させなくてもそこそこ高速に出来る点です。
   つまりカメラは背景の移動を表現する役割から解き放ち他のダイナミックな表現のパスに専念させられる
   ことができるのです。
   この方法をマスターすればよりダイナミックに、より繊細なカメラワークを演出できるでしょう。
   

 
 作成方法詳細

1. パーツアセンブラーで背景用のプリミティブ(球、円柱、パイプなど)を用意します。
   長さは画像の縦横比を考慮し適宜拡大してください。

2. パレットで背景に使用する画像をユーザ模様定義します。
   
   \DOGACGA\common\bg\内にある背景画像を指定します。(もちろん自作の画像でもOK)

   ユーザ模様定義をした後、「色1」にその画像を指定します。
   この時、質感は「弱発光」を指定してください。


3. モーションエディタを開き背景オブジェクトを移動物体として読み込み、その後被写体とカメラを背景オブジェクト
   の中に配置し被写体及びカメラのモーションを付けます。

   この時、背景オブジェクトを円柱や球体などプリミティブの内部にカメラを配置することになる場合は
     レンダリングする前に必ず
     \DOGACGA\dogal3\rendopt.exe又は\DOGACGA\DOGALE3\rendopt.exe
     起動し「裏面を描画しない」のチェックをはずしておいてください。
     もちろんこのオプションをはずす作業は1回しておくとその後も有効なので毎回レンダリングする前にする
     必要はありません。