A
GOLDIAKさん
■ライトニング・リリー
■30256面
■ハイジャック犯の放った銃弾が、まだ1歳に満たない赤ん坊のすぐ脇の窓を撃ち抜いた。
「スポン」とばかりに吸い出される赤ん坊。しかし、奇跡は起こった。
豊かに生い茂るアマゾンの熱帯植物が彼女の命を救ったのだ。
彼女は後に養父となる武道家のガリンペイロに救出されるまでの4年間、
伝説の巨大電気ナマズ「ビッグ・ボブ」に養われてすくすくと育ち、
いつの間にか最大6万ボルトもの放電能力を得るに至った。
その後、養父のもとで人としての生き方と武術を学んだ彼女は、
いつしか「横丁の電気ナマズ小町」などと呼ばれるまでになっていた。
そして、彼女のもとに武術大会への招待状が届いた。
「絶縁蓄電スーツ」を身に纏い、彼女は旅立つ。