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TKOさん
■宇宙戦闘機操縦士用硬式宇宙服
■11915面
■宇宙戦闘機に於いて一番高価なパーツは、実は武装でもエンジンでもなく
機体を操るパイロットそのものである。
人間一人をパイロットにする為には機体そのものとほぼ同額のコストがかかり、
熟練パイロットともなれば金額では換算できない程の価値を持つ。
しかし、生命維持に必要な装置は機体の重量を増加させ結果として性能の低下を招く。
その為、現代では機体のコックピット自体の装備は最低限の物とし、
生命維持に必要な機能はパイロットスーツに配するのが一般的である。
上図の宇宙服も同様の思想により作られた物であり、
直射光を通さない頭部シールド、各部に配された冷却パイプなど
民生用宇宙服に比べ三倍以上の安全係数が確保されている。