秘宝発見 |
秘宝名 | 提供者 | |
021 | 背景画像に影を落とす方法 | やまもと たかつねさん Mirvさん(改良版) |
![]() ちなみにこのスケルトンはozakiさんのものを使わせていただきました。 この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございます。 | ||
![]() 物体を配置して上図のように作画したいということはよくあることです。 ただその時、影がないと宙に浮いてるようにも見えます。 そこで影を落とすために地面を用意すればよいのですが、そうすると今度は地面の 境と背景がうまくなじまないという問題が起こります。 これはその問題を解決する方法です。 ![]() ・使いたい背景をカメラで真上から見下ろした状態にして、レンダリングしたものを保存。(これを a とする) ・パレット設定の「模様」で a をユーザー模様として登録する。 ・地面となるパーツを用意し [模様]-[色1]に登録したユーザ模様 a を指定、 [模様]-[透明]に同心円1を”反転”して指定。 で、このパーツを地面として使うと丁度、端の方が透明になって消えるので背景と馴染む〜。と言うわけです。 Mirvさん改良版 (2006.12.14報告) ここから------------------------------------------------------------------ いーわさん法とやまもとさん法の比較でもわかるように、影の落ちている部分にはほんの若干、不自然な 部分ができてしまいます。物体を使っているので仕方ない点なのですが・・・。 最初はあまり気にならないのですが、使っていくうちにやっぱり気になってしまいます。 自分も使わせていただいておりましたが、これを更に改良してもっと使いやすく出来たら、と 思いいろいろ調整していった結果、納得いくものが出来ました。 テクスチャ設定に関しては基本的に一緒です。 材質に関して次の様に設定します。 環境光:50 直接光:80 光沢強さ:0 広がり:7 (強さが0なので実質どうでも構わない、ただし直接入力で0にするとエラー吐いて 操作できなくなるので要注意) 写り込み:0 透明度:50 若干影は薄くなってしまいますが。もし薄くしたくないのであれば、透明を0、環境光を30〜40で調節すれば よいかと。 まあ細かい設定は人それぞれ好みによって分けたり、あとはシーンで分けたりとさまざまですが、 ひとまずベースの設定値はお知らせしておきます。 ここまで----------------------------------------------------------------- ![]() ・[模様]-[透明]の強調度を変化させて端の透明度を変えることが出来ます。 また影の濃度を調整するのにも使えます(100より小さくすると「濃く」なります) ・[模様]-[凹凸]にそれっぽいもの(煙、あいまい)を貼ると、足元が立体的になります。 なお、[模様]-[凹凸]の強調度を変化させると凹凸度も変化するので注目してください。 #この絵の場合、PhotShopの雲模様を貼ってます。 #地面の模様として使った a を貼ってもおもしろくなる場合もあります。 ・地面にパーツ>基本4>P407を使うと、丘のような物として使えます。 また、基本1>P110を使うと端の方が直線ではなくラウンドするので、 より境界線を目立たなくすることができるでしょう。 #この絵の場合、基本1>P103を使っています。(つまり境界は直線です) 色々パーツを試してみると思わぬ効果が(笑)あるかもしれません。 ![]() ・ライトの明るさの設定でRGB全てを100以上にすると明るくなりすぎて、背景から浮いてしまいます。 ![]() 今回のやまもとさんのはムービーにも対応する方法で「背景画像に影を落とす方法」 としては補足の弱点はあるものの最終形だと思います。 |