最初から全キャラの声を自分一人で担当するつもりでした。出来上がった作品を友人に見せたところ、そいつは「この女の子の声すごくいいなぁ。」などと言っていましたよ。それを聞いた俺は「あぁそう。じゃあその子によく言っといてやるョ。」と平気な顔で言いました。そいつはとても喜んでいました。そのあと「あれは全部俺の声なのだ。」と、ネタバラシしてやったら「オレの心を弄びやがって！」と怒っていました。本当に怒っていました。無理もないと思います。きっとそいつはとても可愛い女の子を想像していたことでしょう。まさかすぐ目の前にいるもっさりした男が作った声だとは夢にも思わなかったに違いありません。他にも沢山の人を騙しました。みんな見事に引っかかってくれました。苦労して声を作った甲斐があったというものです。いやぁ、アニメって恐いですね。たまにはこんな作品があってもいいと思います。皆さんも騙されてください。